幼児期に家庭でできる支援
娘が発達性読み書き障害(ディスレクシア)なのではないかと気付いた後、私は今できる支援についてとにかくたくさん検索しました。
するとディスレクシア協会名古屋の『幼児期に家庭でできる支援について』というページが目に止まりました。
そこには以下のアドバイスがありました。
就学を目前にひかえ、お子さんに文字認知がすすまず「平仮名が読めない・書けない」状況がある場合、家庭ではどのような支援をすれば良いのでしょうか。平仮名が全く読めない場合でも、年長児以降であれば、自分の名前の平仮名は記憶している場合が多いですね。私の場合は「大島光代」ですから、「お」「し」「ま」「み」「つ」「よ」の平仮名については、ほかの平仮名と区別し読める状況にあると仮定しましょう。この平仮名を使ったカードを手作りして、一緒に遊びます。
残念ながら娘は自分の名前も読めません。
支援のスタートラインにも立てていないのだなあと悲しい気持ちになったのを覚えています。
発達性読み書き障害の程度で言うと、娘は重度なのかもしれません。
他の発達性読み書き障害を持つ人やその保護者、支援者が書いた書籍、ネット記事などを見ていると、
・お手本があれば書くことはできるけど読むのが難しい人(娘はこれ)
・一字一字は読めるけど文章として音読するのは難しい人
・読めるけど書くのは難しい人
など同じ読み書き障害でも症状は様々なようで、実践できそうな支援方法を見つけるのが難しかったです。
なので現状知的な遅れは見られない、他の発達障害特性も無いものの、年長時点で全くひらがなが読めない、数字も部分的に読めない娘の支援に役立っていそうなものを書き留めておきます。
・トランプ
主に神経衰弱やババ抜きで遊んでいます。
初めは数字ごとにそれぞれ違うキャラクターが描かれているトランプを使っていましたが、最近はシンプルなトランプでも楽しめるくらい数字が認識できるようになってきました。
フォントと調子によりますが数字が1〜3くらいしか読めないので、まだ数字に役がある大富豪等の遊びは難しいです。
・UNO
こちらも数字に役がないので遊びやすいゲームです。
少しでも早く手札を減らすために、同じ数字を同じだと認識できるスピードが上がりました。
・かるた
娘の好きなキャラクターであるポケモンのかるたを2種類使っています。
毎年発売されるようですが大人気で即完売しているので、フリマサイトで購入しました。
大人も負かされるほど強いですが、ほとんど文字ではなくポケモンの名前で絵札を取っていて、あまりひらがなの練習になっている気はしないです。
・キャンドゥのおふろでひらがな
調子の良い時は直前に読んだ絵本から数文字覚えていたりするので、一緒に並べたりします。
ほとんど読めない現状では娘にとって面白いおもちゃではないので、使用頻度は少ないです。
あとはひらがなを一文字ずつ教えるより、単語で教えた方が良いと支援の本に書いてあったので、家中の物という物に「いす」とか「てれび」とか名前をテープに書いて娘と一緒に貼りました。
今のところ娘がそれを読むような素振りは見られません。
本当にこの支援でいいのかは正直に言って分かりません。
今は早く診断を受けて、受給者証をもらって、専門家の指示を仰ぎたい気持ちでいっぱいです。