就学時健診
娘6歳2ヶ月
就学時健診を受けてきました。
現在住んでいる校区の小学校には通級指導教室が無いので娘の入学までに別の校区へ引っ越し予定ですが、まだ校区が確定していないので最寄りの小学校で受けてきました。
内科、耳鼻科、歯科、視力、聴力の検査を親と一緒に受けて全て異常なし。
その後親と別れて知能の検査を受けたようで、異常があれば個別相談に呼ばれるとのこと。娘が言うには「三角形はどれ?」のような簡単な検査だったようです。
娘は異常無しと判断され呼ばれなかったので、こちらから申し出て娘の読み書きの症状について説明させてもらい、教育委員会での個別相談会の案内をもらって終了しました。
1学年4クラスの比較的生徒数の多い学校ですが2時間ほどで終了しました。
教育委員会での個別相談会はオンライン申し込みになっていました。
スマホで3分くらいで終了。
申し込みはこんなに現代的なのに、その後決まった個別相談会の日時はメールなどではなく郵送で届くようです。不思議。
6歳娘が発達性読み書き障害と診断(仮)を受けるまで5
娘6歳3ヶ月
2ヶ月前に受けたWISC IVの結果が届き、「極限性学習障害(SLD)の読み書き障害の疑い」と診断されました。
まずWISCの数値は平均的でした。
読み書きの検査も受けましたが、娘は全く字が読めないので現時点では判定不能とのことで、現時点では読み書き障害(仮)との診断です。
小学校でひらがなを習った後、どこかのタイミングでまた検査を受けることになるのだと思います。
それにしても心理士さんが検査後2週間くらいで結果が出ると言うので、3週間後に結果を聞きに外来を受診したら届いておらず、そこから待てど暮らせど連絡が無く。
あまりに遅いので1ヶ月半後にこちらから連絡をしたところ結果の発送を忘れていたとのことでした。
私はずっと結果待ちで落ち着かない状態だったので悲しかったです…
次からはもっと早目に確認の連絡を入れようと思いました。
園から加配の認定について案内を受けました
娘は私立の保育園に通っているのですが、先日お迎えに行った際に担任の先生から要支援児としての認定の案内がありました。
いわゆる「加配」を受けられるようにとの認定です。
娘のクラスにもすでに加配を受けている子がおり、なんとなくどんなものなのか知ってはいましたが、初めて自分事として詳しく調べました。
娘と一緒に自治体の保育課が主催する「療育総合判定会議」に出席し、医師、学識経験者、園長、行政担当者、療育施設の職員からの面接を受け、そこで認定されれば加配等の支援が受けられるようです。
娘の通う園は読み書き等の学習はさせない方針で、読み書き以外の日常生活には問題が無い娘に加配が必要とは思えないのですが、園からの勧めに従い近々療育総合判定会議に出てくることになりました。
そこで要支援児と認定されれば、今保育園の先生方が善意で娘の読み書きについて気にかけてくれているのが仕事になり、園で個別の指導計画を策定したり、園と保護者間で毎日発達の様子について連絡帳でやりとりするようになるようです。
正直に言うと娘を大勢の大人の前に連れ出して「この子は読み書きが苦手です、自分の名前も書けません」と説明する面接はあまりやりたくなく、今から不安な気持ちです。
診察室で一対一でお医者さんや臨床心理士さんに伝えるのとはまた娘の感じ方が違う気がします。
すでに医師からの診断も検査結果もあるのに、本人を同席させる必要はあるんでしょうか。
支援までの道のりがもう少し子供にとって優しいものだと良いのになあと思います。
発達検査を受けてきました
娘6歳1ヶ月
担当医からWISCの他に2個検査を受けてもらうと言われていた、2つの検査を受けてきました。
予約表にはK式検査と発達検査と書かれていましたが、ネットでK式検査の内容について調べる限りK式検査ではなかったと思います。
検査は大きく分けると以下の3つでした。
・書く検査
・見る検査
・読む検査
書く検査は絵から絵へ真っ直ぐ線を引けるか、三角や星などの図形の枠線をなぞれるか、ひらがなを見ながら写し書きができるかを見ていました。これは娘は問題なくできます。
見る検査はWISCでも似た問題がありましたが、4つの選択肢から見本の絵と向きや大きさが違うもの、同じもを選択するものでした。これも間違いはありつつもほぼできていました。
読む検査は1から10までの数字がランダムに書かれた絵を見て分かるものを教えて、と聞くものでした。娘は1から10まで順番に指差しながら読んで答えていましたが、6と9は逆でした。あとはひらがな50音表を使った検査もあるようでしたが、娘は50音順を理解しておらず読める字も無いので取り組みませんでした。
約1時間、最後までよく集中して取り組めていました。
写し書きの問題では見本の字を右側に書き写すのと下側に書き写すのの2通りやらせて、どちらが書き写しやすいかを確認していました。娘は下に書き写す方がやりやすいようです。症状と関係があるのかは分かりませんが、今後の自宅での学習に役立ちそうな情報なので印象に残りました。
また娘は反転させると同じ形になるフォントでの6と9の違いが分かりません。改めて間違えるところを見ると就学後の算数の授業も心配になりました。
学校の教科書やドリルなんかは下の図のフォントを使うらしいので見分けられると思いますが、文書ファイル等で作ったプリント類だと半分は間違えることになります。娘は頭で考えて出した答えを問題の数字を見て写して書いてるので、問題だけでなく答えが6や9の場合も半分間違えますね。
私から指摘しても本人には全く同じにしか見えないようで、どうやって教えたらいいのか分かりません。
診断が出て言語聴覚士さんのリハビリを受けられれば教え方も教えてもらえるのでしょうか。
診断は3週間後に検査をしてくれた心理士さんからではなく、担当医の先生から説明があるようです。
FPさんと面談
発達性読み書き障害の診断がおりたら娘が医療保険に入れなくなるのでは!?
と急に思い立ってファイナンシャルプランナーさんとオンライン面談してきました。
そもそも告知事項で以下の3点あたりがあると一般的な医療保険商品には入れないようです。
・発達障害の可能性や疑いがあると言われている
・1年以内に検査を受ける予定がある
・通院中である
ということで一般的な医療保険商品で今紹介できるものは無いとのことでした。
発達障害って疑いの段階でまだ何の支援がない状態でも、保険入れないんですね。
娘の自立を目指して娘も私もこれから色々頑張るわけですが、やはり年長現在ひらがな1字も読めない娘が安定した収入がある大人になる様子を想像するのも難しく、こうなる前に10年や20年払い込みで終身医療保険をプレゼントしてあげたら良かったかなあとも思います。
ただ娘の障害に気付く前は保険料払うくらいならその分貯金やジュニアNISAに入れておくべきだと思ってたんですよね。
FPさんからはぜんち共済など発達障害でも入れる共済はあるから心配しないで!と励まされました。
とりあえず今住んでいる市は中学校卒業までは医療費無料ですぐに共済が必要なわけでもないので、また娘が中学校を卒業する頃に検討しようと思います。
あとは既往歴があっても5年以上治療を受けていなければ入れる医療保険が大半だそうなので、大人になってからそちらを狙うのもありなのではとのことでした。
この辺りは今後の娘の成長や進路選択次第なのでちょっとなんとも言えないですね。
通級指導教室を見学しました
娘6歳1ヶ月
小学校の見学に行ってきました。
今住んでいる学区の小学校には通級指導教室が無いとのことで、お隣の学区の小学校で、通級指導教室、特別支援学級、1年生の普通級を見せてもらいました。
通級指導教室では、ちょうど娘と同じ発達性読み書き障害の1年生が授業を受けている様子を見せてもらうことができました。
読み書き障害に対する療育的なアプローチをする場というよりは、週に1度普通級を離れてメンタル面を含めたケアをしているようです。
同じ時間の普通級では国語の授業をやっていて、もう漢字の混ざった文を読んでいました。さっき通級でひらがなを読めていなかった子が、普段はこのクラスで授業を受けているのだと思うと驚きました。
読めないのは仕方ないので自分の分かるところだけ理解すればいいと思えればいいのですが、娘はそう割り切れるタイプではないように見えます。
私としては分からないまま授業を聞いて悲しい気持ちになるくらいなら、勉強はホームスクーリングでもいいかなあと思うのですが、小学生らしい集団生活を楽しんでほしい気持ちもあるので難しいところです。
幼児期に家庭でできる支援
娘が発達性読み書き障害(ディスレクシア)なのではないかと気付いた後、私は今できる支援についてとにかくたくさん検索しました。
するとディスレクシア協会名古屋の『幼児期に家庭でできる支援について』というページが目に止まりました。
そこには以下のアドバイスがありました。
就学を目前にひかえ、お子さんに文字認知がすすまず「平仮名が読めない・書けない」状況がある場合、家庭ではどのような支援をすれば良いのでしょうか。平仮名が全く読めない場合でも、年長児以降であれば、自分の名前の平仮名は記憶している場合が多いですね。私の場合は「大島光代」ですから、「お」「し」「ま」「み」「つ」「よ」の平仮名については、ほかの平仮名と区別し読める状況にあると仮定しましょう。この平仮名を使ったカードを手作りして、一緒に遊びます。
残念ながら娘は自分の名前も読めません。
支援のスタートラインにも立てていないのだなあと悲しい気持ちになったのを覚えています。
発達性読み書き障害の程度で言うと、娘は重度なのかもしれません。
他の発達性読み書き障害を持つ人やその保護者、支援者が書いた書籍、ネット記事などを見ていると、
・お手本があれば書くことはできるけど読むのが難しい人(娘はこれ)
・一字一字は読めるけど文章として音読するのは難しい人
・読めるけど書くのは難しい人
など同じ読み書き障害でも症状は様々なようで、実践できそうな支援方法を見つけるのが難しかったです。
なので現状知的な遅れは見られない、他の発達障害特性も無いものの、年長時点で全くひらがなが読めない、数字も部分的に読めない娘の支援に役立っていそうなものを書き留めておきます。
・トランプ
主に神経衰弱やババ抜きで遊んでいます。
初めは数字ごとにそれぞれ違うキャラクターが描かれているトランプを使っていましたが、最近はシンプルなトランプでも楽しめるくらい数字が認識できるようになってきました。
フォントと調子によりますが数字が1〜3くらいしか読めないので、まだ数字に役がある大富豪等の遊びは難しいです。
・UNO
こちらも数字に役がないので遊びやすいゲームです。
少しでも早く手札を減らすために、同じ数字を同じだと認識できるスピードが上がりました。
・かるた
娘の好きなキャラクターであるポケモンのかるたを2種類使っています。
毎年発売されるようですが大人気で即完売しているので、フリマサイトで購入しました。
大人も負かされるほど強いですが、ほとんど文字ではなくポケモンの名前で絵札を取っていて、あまりひらがなの練習になっている気はしないです。
・キャンドゥのおふろでひらがな
調子の良い時は直前に読んだ絵本から数文字覚えていたりするので、一緒に並べたりします。
ほとんど読めない現状では娘にとって面白いおもちゃではないので、使用頻度は少ないです。
あとはひらがなを一文字ずつ教えるより、単語で教えた方が良いと支援の本に書いてあったので、家中の物という物に「いす」とか「てれび」とか名前をテープに書いて娘と一緒に貼りました。
今のところ娘がそれを読むような素振りは見られません。
本当にこの支援でいいのかは正直に言って分かりません。
今は早く診断を受けて、受給者証をもらって、専門家の指示を仰ぎたい気持ちでいっぱいです。